慶応大学が新しい入試制度を導入

教育関係の教育関係のニュースを見ていて、“慶応大学が経済学部に秋入学コースを新設”というのを見つけました。このコースでは全授業を英語で実施するともありました。慶応大学ではすでに湘南藤沢キャンパス(総合政策学部・環境情報学部)のAO入試の一つとして秋入学を実施しており、環境情報学部ではコアとなる授業はすべて英語で提供し、卒業に必要な単位を英語のみにより修得することがでるプログラムを実施しているので、今回の経済学部での“秋入学・英語による授業”は2つ目ということになります。この新設コースは、入学試験として筆記試験は行わず、国際的な大学入学資格の“国際バカロレア”やアメリカの“大学進学適性試験(SAT)”などの成績で学力を判定し、英語力はTOEFLなどで判断するようです。今、日本の大学は様々な方法で学生を確保しようと努力しています。秋入学・英語による授業という国際的な標準に合わせようとするのもその一環と思われます。

◎「国際バカロレア」について少し調べてみました。
・1968年にスイスのジュネーブに本部を置く国際バカロレア機構として発足。
・カリキュラムは初等・中等・ディプロマの3つのプログラムがありそれぞれに修了試験がある。
・日本でもディプロマ資格に対して〝大学入学に関し高等学校を卒業したものと同等以上の学力〟として
認められている。

日本で国際バカロレア資格がとれる認定校は27校あり、そのうち19校がディプロマプログラム(高等学校相当)を実施。
私立大学では入学に際して国際バカロレア資格を持っていると学科免除などの優遇処置をする大学もある。