何のために学ぶのか!?

今年も受験シーズンが巡ってきました。この時期になると思い出すことがあります。20年前のある中学校での授業中、ひとりの少女がおしゃべりしているふたりの少女をにらみつけたというのです。「怖かった!」その目力とやらにふたりの少女は思わずすくんでしまったそうです。2対1です。今なら即いじめに会うという状況かも知れません、いやそれがわかっているからにらんだりしないでしょう。ともあれふたりはおしゃべりを止めて授業に集中したそうです。学校現場を離れて3年が過ぎました。教室に通って来る子供たちと接しながら、今の学校の授業風景はどうなっているのか想像したりします。

教室では少し先取り授業をしていますが、定期テストが近づくと学校はスピードを上げるので抜かされてしまいます。テスト前は復習中心になります。すでに習った内容の音読やリスニングでディクテーションさせてみます。スラスラ読み書きを始める子供たちと、たどたどしい読みや手が止まってしまう子供たち、その差は集中力だったと感じます。学校や塾あるいは家庭学習でいかに集中して学習するかにかかっています。その原動力となるのは自主性・主体性です。

子どもたちが「自ら考え、自ら学ぶ」姿勢を身に着け、目標を見つけ、その目標に向かって努力できるよう、言葉かけ手助けし続けていきたいと思います。