七年目の思い

今年も入試シーズンを迎えました。受験生はいよいよ正念場、緊張と興奮が伝わって来ます。教室にもこの時期ピンと張りつめた空気がただよいます。
小・中・高校生が通ってきていますが中学受験の指導は基本的に行っていませんから、受験生は中高生に限られます。特に中学生中心の教室ですので中学生のことを書きます。
七年前の開設当初から教室の理念は変わらず、①少人数の丁寧な指導 ②勉強の習慣をつける の2点に重点を置いています。①学校での教員経験から、40人学級の難しさを痛感し、いかに少ない人数で生徒に理解してもらえるかを常に考えて指導しています。②勉強の習慣を身につけるためには、勉強を続ける為に夢や目標を持つことだと思います。夢や目標があればその達成に向けてがんばります。入試は一番わかり易い目標の1つの例だと思います。行きたい高校に向けて最大限の努力をする。そこにやりたいことが待っていれば鬼に金棒です。
教室には卒業生や親御さんが時々たずねて来てくれます。
最初の卒業生は大学1年生になりました。高校でも引きつづき続けてくれている生徒も何人かいます。「数学で一番上のクラスに入った」「英語クラスに入れた」「クラスでトップになった」など勉強で頑張っていたり、「理科部に入った」「環境科学部できのこの研究をしている」「ミュージカルで主役に抜擢された」などクラブや趣味でも張り切っている様子がわかります。
このように勉強はそれ自体が大切で、人間形成の上に必要なものではありますがそれ以上に、人生100年時代をいかに生きていくかを考え模索すること。知恵と勇気と情熱を持って自分なりの人生を生き抜くことが大切なのではないでしょうか。
彼らが家族や友人や周りの人たちとのコミュニケーションを通じて成長し、素敵な大人になってくれることを願ってこれからも手助けできたらと思います。