理科「単位について」

日々の理科の授業で強調していることの一つに「単位をしっかり理解する」と言うことがあります。自然現象には様々な量があって、その中で特に基本的な量が「長さ」と「質量」と「時間」で単位はそれぞれ〔m〕,〔Kg〕,〔s〕です。その他の量はほとんどのものがこれら3つの量が組み合わさってできています。例えば「速さ」は長さと時間が組み合わされてできています。授業では「速さ」とは「単位時間(1秒間)あたりに進む距離」と教えられます。「〇〇あたりの△△」とは△△を〇〇で割るということなので、速さにあてはめると距離を時間で割ることです。単位で言うと〔m〕を〔s〕で割るとなり、式にすると〔m÷s〕これを分数で表しさらに分数の横線を斜めに書いて1行にすると〔m/s〕となって、これが速さの単位になります。また、面積の単位平方メートル〔m2〕はmの2乗でm×mとなり、(長さ)×(長さ)であるということがわかります。すなわち、求めようとする量の単位がわかればどのような計算をすればよいかがわかると言うことです。
計算問題に当てはめると、求める答の単位がわかれば、問題文中の該当する単位がついている数値を答の単位に従って計算すれば基本的には答が出るということです。(公式の中には1/2などの定数が付いている場合があるので注意)どうでしょうか、単位の意味がしっかり理解できていれば計算問題に取り組みやすくなるのではないかと思います。

参考:基本単位としては上記の3つの他に、
「電流」「物質量」「温度」「光度」があります。